世田谷ボロ市に行きました


12月15日と16日は世田谷ボロ市です。
三重の田舎から上京して何十年にもなりますが、初めて行ってきました。
ちょっとした用事もあったので、講義終わりの娘と桜新町で待ち合わせしてボロ市へ。
桜新町で待っていた娘は、駅の売店の人に
「ボロ市にはどうやって行くんだい?」と聞いていた人がいたと言う。
売店の人は、
「こっからボロ市は遠いよぉ。あっしは地元の者じゃねえんで詳しくはわからねえんだけどね」
とか言ってたらしい。
桜新町からボロ市に行くのは、原宿から渋谷に行くくらいの感覚(これも地方の方にはわかりにくい例え)なので、
私と娘にとっちゃ散歩程度の歩きだったわけですが、
普通の人々にとってはとてつもない距離のようで。

着いたのは陽がとっぷりと暮れていた時間なので、
思ったより人はいなくて、でもいましたけど。
面白そうなお店がたくさん。
娘は古書のお店で戦前の高等小学校の教科書を二冊購入。
奥付を見ると「明治34年」とある。
私の祖父祖母よりもひと回り以上年上の人たちが使ったものと思われる。
娘は興味深く電車の中でも読んでいた。
「音読しないと頭に入ってこないね」らしい。

ボロ市をさらっと見て、三軒茶屋から渋谷に移動。
これまたボロ市エリアから三軒茶屋、渋谷から代官山行くくらいの感覚でしょうか。
寒い寒いと言いながらも歩きました。

渋谷の金曜の夜はお祭り。
南町田で暮らす私たちにはお祭りの夜のようなそれでも日常の渋谷。
東急本店方面を回って円山町の映画館へ。
このエリアは昔、若いころ配達のアルバイトをしていた時によく来たところ。
懐かしいけれど、全く街の様子は変わっていて、全く違う街にしか見えなかった。
円山町、いわゆる「東電OL殺人事件」のあった町。

そこはかとないユーモアと絶望に満ちた映画。
絶望の先には無表情と静寂、そして希望があるのかもしれない。
救われない、凶弾しない、喚かない、カウリスマキの味、堪能。(どっから目線)

でも、本当は横浜の阪東橋で観たい映画だった。
南町田のような辺鄙な郊外に住んでいると、
横浜に出るよりも渋谷に出る方がアクセスも良く、交通費も安い。
この国は、都心にお金が落ちるように集まるようになっているらしい。

ボロ市は、来月の15日16日も。


by b-2nd | 2017-12-16 09:49 | Comments(0)

帽子作りの旅の途中


by 帽子や多帽