油粘土と給食

8月も気がつけばもう下旬。
エアコンが壊れ、買い替える気も経済力もなく、
耐え難きを耐へ、忍び難きを忍ぶ夏となりました。
実際、それほど暑くもなく、出先でエアコンの冷えで身体は芯まで冷えるので、
帰宅すればちょうどよい感じでした。

先日、帽子の制作の為に、粘土を買いました。
小学生の頃に学校の工作で使った粘土。
私はこの粘土が嫌いでした。
工作は好きだったけど、粘土だけは触りたくなかった。
油粘土のにおいが耐えられなくて、手ににおいはつくし、
教室中が粘土のにおい。粘土の授業のあとはしばらくにおいが充満し、
作品となった粘土が教室に飾られるなんてこともあり、
その環境の中で、さらに大嫌いな給食を食べなくてはならない拷問。
嗚呼、人生とはどこまでつづく地獄のごとき、というボキャブラリーはなかったが、
メランコリックな子どもであったことは間違いない。
給食もひどかった。
味もひどかったが、献立のコンビネーションが奇怪なことこの上ない。
昼ごはんになぜメインディッシュが「ぜんざい」?
ぜんざいには小麦粉でつくった「お餅」が入っていて、
サイドメニューは、甘酸っぱい野菜の和え物。
そしてそれにまずいコッペパンに牛乳。
どこの世界にこんな献立を立てるヤツがいるのか?
それをぜんざいはうまいうまいとおかわりする野蛮な子どもたち。
まさに生き地獄。
そんな場所から逃げられもせず、耐え難きを耐えていた小学校の頃。
よく無邪気だった子どもの頃に戻りたい!なんていう輩がいるけど、
死んでも戻りたくない。
あの粘土のにおいと超絶まずい給食におさらばできて本当に大人になってよかった。
粘土と給食がこの世になければ、今の私はいないだろうけど。
小さい子どもは、いじめや貧困と戦ってるだけじゃない。
それぞれがそれぞれの敵と戦ってる。




by b-2nd | 2016-08-21 19:35 | 雑談 | Comments(0)

帽子作りの旅の途中


by 帽子や多帽